第6期 理事長就任のご挨拶
このたび、2025年7月25日から2027年7月24日までの第6期の理事長を拝命することとなりました。第5期に引き続き2期目の就任となり、心より感謝申し上げますとともに、その責務の重さを改めて痛感し、身の引き締まる思いでおります。
日本がん口腔支持療法学会は、2016年に曽我賢彦先生を中心に設立され、特定非営利活動法人格を取得して現在に至っております。がん医療(手術、抗がん薬、放射線、緩和ケア)における口腔管理の充実を目指し、多職種(医師、歯科医師、歯科衛生士、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科技工士、診療放射線技師など)によって構成されている点が当学会の大きな特色です。
口腔支持療法を臨床現場に定着させることは、当学会の重要な使命です。がん治療を安全かつ円滑に進めるためには、口腔支持療法およびその教育、さらに多職種連携が欠かせません。これまで当学会は、会員を含む医療従事者や医療機関に対する口腔管理の普及・啓発、学術活動の支援など、多方面にわたり取り組んでまいりました。
今後は、理事や会員の皆様のご協力をいただきながら、これまで築いてきた実績をさらに発展させ、わが国における口腔支持療法の普及を一層推進してまいります。口腔支持療法は、多職種が力を合わせることでこそ発展できる分野であり、今後も当学会の活動に変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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今期の目標
理事長就任にあたり、以下の目標を掲げます。いずれも学会員の皆様のご理解と積極的なご協力が不可欠であり、日本がん口腔支持療法学会のさらなる発展のため、ぜひともお力添えをお願い申し上げます。
1. 新規入会者の増加による会員数500名の確保
2. がん口腔支持療法に関する学術研究の推進
3. 口腔支持療法における多職種連携の構築
4. 日本歯科医学会専門分科会への昇格
5. 日本癌治療学会、日本がんサポーティブケア学会等、国内関連学会との連携強化
6. ISOO(International Society of Oral Oncology)など、国外学会との連携構築
2025年8月
日本がん口腔支持療法学会
理事長 山﨑 知子
ご挨拶
