2023年7月24日から2025年7月24日までの第5期の理事長を拝命することになりました。
1期目の就任にあたり、皆様にご挨拶を申し上げます。
日本がん口腔支持療法学会は、2016年3月に特定非営利活動法人格を取得後、現在に至るまで、がん医療(手術、抗がん薬、放射線、緩和ケア)における口腔管理を充実させるべく、活動を行ってきました。がん医療を安全にかつ、円滑に行うためには口腔管理は欠かせません。これまで行ってきたこととして、会員を含む医療従事者や医療機関に対するがん医療に対する口腔管理の普及および啓発、会員の学術活動の支援など、活動は多岐にわたります。
1期目の就任にあたり、会員数の増加(目標500人)、他学会や地域歯科医師会、各自治体と協同し、口腔支持療法の普及・啓発の推進、実際に口腔管理を必要としているがん患者、およびご家族へ、口腔管理の必要性のご理解と手技に関する教育機会の提供を目標に掲げてまいります。併せて、学術・教育分野での国際化推進を目指してまいります。
これまで当学会は、会員の皆様、歯科医師会、企業の皆様等、多くの方々のご協力、ご支援をいただくことで、学会組織を発展してまいりました。口腔支持療法は、多職種が力を合わせることでさらに発展できる分野と思っております。今後も、当学会の活動にご理解、ご協力を賜りますよう、何卒どうぞお願い申し上げます。
2023年8月
日本がん口腔支持療法学会 理事長
山﨑 知子