大会長 神奈川県立がんセンター 歯科口腔外科
光永 幸代(みつなが さちよ)
日本がん口腔支持療法学会第6回学術大会は令和2年12月5日(土)から6日(日)の2日間,横浜市の神奈川県歯科医師会館で開催する予定で準備を進めて参りました。しかしながら,新型コロナウイルスの世界的流行が続いている中,参加される皆様や,皆様のご施設にかかられる患者さんへの感染リスクを最大限に避けるという観点から,本学術大会はWEB開催にて実施することとなりました。
ところで,がん口腔支持療法は日常臨床として広く浸透しつつありますが,学問としてはまだ比較的新しい分野です。私自身が「がん口腔支持療法」に取り組み始めたのは約
本学術大会ではメインテーマを「みんなでつなぐ,サポートの輪」としました。これからがん口腔支持療法を拡大,発展させていくには「施設や地域を問わない担い手の輪」「各専門領域の垣根を超えた診療の輪」「後世につなぐ学術・研究の輪」などたくさんのリンクが必要でしょう。また新型コロナウイルスなどの感染症や各種災害などといった想定外の事態下においても,患者さんを支える「がん口腔支持療法の輪」そのものは途切れてはならないはずです。横浜で直接皆様とお会いすることはかないませんが,国内外どこにいてもすべてのシンポジウム,演題を見ることができるというWEB開催ならではの利点を活かし,今回の学術集会においても多くの仲間との「情報交換・討議の輪」が広がることでしょう。同時に,このたくさんの輪が今後の口腔支持療法の発展とがん医療の向上につながることを期待しております。
新型コロナウイルスの蔓延で世の中の生活様式は大きく変わってしまいましたが,皆様の記憶に残る学会となることを心から祈っています。皆様と「WEB上で」お会いできることを楽しみにしております。
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