ご挨拶

 

四国がんセンター 歯科医長

古川 康平

 日本がん口腔支持療法学会 第9回学術大会を2023年11月18、19日に開催させていただくことになりました。

開催にあたり、会員および関係者の皆様に感謝を申し上げます。

 COVID-19の流行によって病院内での制約は続いていると思いますが、 新型コロナウイルスも感染症法の5類へ移行され徐々に現実と向き合いながら社会全体において 新しい日常が形成されつつあると感じております。

 2020年から昨年まで3年連続で当学会はWEB開催を強いられておりました。 その中で、2019年以来の現地開催(予定)でもあり、恩師である 故・大田洋二郎先生の十周忌という区切りである2023年度大会の 開催を拝命し身の引き締まる思いです。

 ここ数年は、感染対策の必要性から歯科診療にも制約があったものの、 周術期口腔機能管理/口腔支持療法は着実に普及し、 新しい世代も着実に育っていることを実感しています。 しかし、WEB開催では対面の学会のように気軽に質問がしにくいこともあり、 横の繋がりが作りにくいとも感じております。

 自分自身も、10年前は自施設の先輩や他科の先輩から多くを学びました。 それ以上に、他の施設の先輩方にたくさん学ばせてもらい、臨床的な知識はもちろんのこと、 自分が仕事をする上で重要なphilosophyを学ばせていただいたお陰で、今の自分があります。

 そこで、今回は周術期口腔機能管理/口腔支持療法の黎明期から第一線で活躍されていた諸先輩方と 次世代を担う若手の皆様、各施設間の若手の皆様が交流できるような会にしたいと考えて、 大会テーマを下記にさせていただきました。

 

 

「偉大な先輩に学び、次世代に託す」

〜がん口腔支持療法のこれから〜

 

 オンライン開催の良さを感じた3年間ではありますが、ぜひ現地に来ていただいてがん口腔支持療法に 熱い想いをお持ちのみなさまと直接お会いして直接お話ができることを楽しみにしています。

 参加しよかったと思える楽しい大会にできるように努めますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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